現金給与総額・所定内給与・特別給与の違い|給与の内訳

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こんにちは!さくらもちです。現金給与総額・きまって支給する給与・所定内給与・所定外給与・特別給与は、どれが同じ金額でどれが内訳なのでしょうか。 この記事では毎月勤労統計調査の公式定義を中心に整理します。2025年平均・全国調査・確報の数字は説明用の例であり、年度が変わっても通用する読み方を主題にします。

目次

結論|給与の5つの項目は包含関係で整理する

現金給与総額=きまって支給する給与+特別に支払われた給与、またきまって支給する給与=所定内給与+所定外給与という包含関係です。賞与だけが「特別給与」ではありません。

給与項目の包含関係

区分公式定義の要点2025年平均・規模5人以上
現金給与総額定期給与+特別給与355,941円
きまって支給する給与(定期給与)所定内給与+所定外給与287,427円
所定内給与定期給与のうち所定外給与以外267,532円
所定外給与(超過労働給与)時間外・休日・深夜労働などに対する給与19,895円
特別に支払われた給与(特別給与)賞与、一時金、不定期給与、長期算定手当等68,514円
出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査 2025年分結果確報」第1表、参考資料p.1「用語の説明」。事業所規模5人以上・調査産業計・就業形態計の常用労働者一人平均月間給与額。

※毎月勤労統計調査の現金給与額は、所得税・社会保険料等を差し引く前の金額です。退職を事由として支払われる退職金は含みません。

2025年分 毎月勤労統計調査(全国調査) 現金給与総額・定期給与・所定内給与・所定外給与・特別給与の包含関係(事業所規模5人以上)。
現金給与総額は定期給与と特別給与の合計で、定期給与は所定内給与と所定外給与に分かれます。

給与の内訳とは別に、物価変動を考慮した賃金の読み方については、名目賃金と実質賃金の違いを参照してください。

所定内給与は基本給だけではない

所定内給与には、基本給のほか、所定外給与に当たらない定期的な家族手当などを含みます。所定外給与には時間外手当、早朝出勤手当、休日出勤手当、深夜手当などが含まれます。「所定内」と「所定外」は、労働基準法上の割増賃金の算定基礎区分を直接決めるものではありません。

「所定外給与」は給与の区分ですが、「所定外労働時間」は実際に働いた時間の区分です。詳しくは、総実労働時間・所定内・所定外の違いで解説しています。

特別給与は「賞与だけ」ではない

特別に支払われた給与には、夏冬の賞与・期末手当などの一時金だけでなく、支給事由が不定期なもの、3か月を超える期間で算定する手当(例:6か月分の通勤手当)、ベースアップの差額追給分などが含まれます。

2025年分 毎月勤労統計調査(全国調査) 特別に支払われた給与の分類(賞与・不定期支給・長期算定手当・差額追給分)。
特別給与は賞与だけに限定されません。

「所定内賃金」と「所定内給与」を同一視しない

既存の「所定内賃金とは?」の記事では、基本給・諸手当・所定外賃金の関係を、主に就労条件総合調査の読み方として解説しています。詳しくは所定内賃金とは?を参照してください。

もちの一言

さくらもち

数字だけを覚えるのではなく、何を数え、どの系列・分母・単位で比較しているのかを確かめると、似た統計でも区別しやすくなりますね。

社労士試験での見方

  • 定期給与と特別給与は足す関係。所定内・所定外は定期給与の内訳
  • 所定内給与=基本給のみ、ではない
  • 特別給与=賞与だけ、ではない

読み解きメモ|比較するときの注意

毎月勤労統計調査の年平均実数は月ごとの推計常用労働者数による加重平均、指数の年平均は各月指数の単純平均です。公表された前年比は指数等による算出であり、表示された実数の単純な除算と一致しない場合があります。2024年の前年比にはベンチマーク更新の影響を取り除くための参考値の扱いがあることにも注意します。

FAQ

Q1. 現金給与総額には賞与も含まれますか?

A. はい。賞与等を含む特別に支払われた給与を含みます。

Q2. 手取り額と同じですか?

A. いいえ。所得税・社会保険料等の控除前の金額です。

Q3. 年平均月額を12倍すれば公式の「年収」ですか?

A. いいえ。毎月勤労統計の一人平均月間給与額を、そのまま個人の年間実収入とみなせません。

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出典・参考資料

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